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森狙仙「山苺に親子猿圖」
作家について
森狙仙(もり そせん)
(延享4年/1747年〜文政4年/1821年)
江戸後期の大坂画壇を代表する画家の一人。名は守象,初め祖仙と号した。
父,2人の兄とも画家という恵まれた環境に育った。
初め狩野派の画家に学んだが,写生に立脚した平明な画風をひらいた円山応挙の影響を受け,身近な動物を得意とした。
特に精細な描写に擬人化したユーモアを感じさせる猿の絵が名高い。 次兄周峯の子で応挙に師事した徹山(1775‐1841)を養子に迎えて後継者とし,さらに徹山門下に一鳳(1797‐1851),寛斎(1814‐94)が出て森派を形成した。