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田中訥言(たなか とつげん)
- 時代：(昭和4年/1767年〜文政6年/1823年)
- 材質・技法：絹本淡彩三幅対
- サイズ：［本紙］縦83.2㎝×横18.6㎝
- サイズ：［総丈］ 縦156.2㎝×横21.5㎝
- 付属品：識桐箱付き
- 状態：本紙経年の滲み・汚れ
・折れ等有り・初なり
出生地は尾張国にて復古大和絵の祖で有る田中訥言による床掛け様の掛軸で約六寸幅の絹地に余白を効果的に用いて絵の存在を際立たせ雅やで粋な雪月花を表現しています。
中央の月は薄い墨を暈して輪郭部分を形取り色彩は絹地を素を用いて減筆体にて表現しつつ両脇の桜に狸と雪薄に狐を淡彩と墨色を併せて軽妙洒脱に描き上げた復古大和絵派の始祖たる訥言のプリシンプルな方向性を大いに感受出来る三幅対になります。
中央の月は薄い墨を暈して輪郭部分を形取り色彩は絹地を素を用いて減筆体にて表現しつつ両脇の桜に狸と雪薄に狐を淡彩と墨色を併せて軽妙洒脱に描き上げた復古大和絵派の始祖たる訥言のプリシンプルな方向性を大いに感受出来る三幅対になります。
田中訥言「雪月花三幅対」
作家について
田中訥言(たなか とつげん)
(明和4年〜文政6年/1767年〜1823年)
江戸後期の画家。名古屋に生まれ、名は敏、痴翁・得中・過不及子・求明などと号した。
幼少時は比叡山延暦寺で天台宗を学び、その後土佐光貞に入門する。古典の模写に励み四十代半から名古屋、京都を拠点として活動する。
訥言は古くからある習慣・風習・文化などに深く興味があり研究を重ねており、佐竹本三十六歌仙絵巻、伴大納言絵詞等の複数の模写を残すなど、 土佐派と呼ばれる派閥に所属しながらも平安時代の大和絵の復古を実現させました。
その功績から、訥言は『復古大和絵の祖』として呼び親しまれました。
