謹啓 初夏の候、皆々様には時下益々のご清栄の事とお慶び申し上げます。
この度、令和四年七月二十八日から兼ねてからの願いでありました 京都市中京区押小路通り沿い南側バインオークビル地下一階にてテナント 空間古美術 Labo 壱toku をオープンする運びとなりました。
思えば、未だ右も左も判らぬ十八の若造が郷里の偉大な大先輩のお力添えの元、遠く離れた美的感性の高い京都の地にて業界随一の古美術商 柳孝様の元で弟子入りを果たし六年間の修行の末独立のお許しを頂戴致しまして其処から様々な受難の日々を乗り越え足掛け十四年に渡り研鑽を積んで参りました。
私がこうして地に足を付けて古美術商として今日迄継続して来られたのも諸賢である皆々様方のご寛恕抜きにしては語れません。
また昨今の社会情勢を顧みると艱難辛苦な試練もこれからも多く在ろうかと思いますが、古美術品が持つ可能性を理念に於き尚一層努力しつつ一念天に通ず思いにて励んで参ります。
未だ未だ達観するには余りにも未熟者ではありますが、皆々様方にはご指導・ご鞭撻の手ほどきを頂戴しつつ審美眼を養い珍しい品々をご提供出来る様に日々改善・努力して参ります。
どうぞお近くにお出掛けの際には暫くは予約制と云う形態での営業となりますがお足をお運び頂けましたら幸甚でございます。
甚だ略儀ながら、当webサイトをもちましてご挨拶申し上げます。
謹白 令和四年七月二十八日吉日
空間古美術 Labo 壱toku
二 村 一 徳